最後のエール

面白くもない、おかしくもないお話で申し訳ございません。

2か月の中断はありましたが、あさ、7:30、8:00、昼0:45と一日に3回も朝ドラ「エール」を楽しませていただきました。

古関裕而のファンになったのは、昭和39年の東京オリンピックの開会式の入場行進からです。

昭和39年10月10日午後2時、オリンピックのファンファーレの後、ギリシャからの入場行進の際に演奏されたオリンピックマーチの実況中継に感動したからです。NHK総合テレビの実況中継を担当していたのが、北出清五郎アナウンサー。その実況の中で「心も踊る軽やかな古関裕而作曲のオリンピックマーチ・・・」と言う実況がありました。それでこの曲は、古関裕而さんが作曲をしたと言うことが分かりました。なんとも軽やかで、しかも勇壮。まさしく感動で、鳥肌がったのを記憶しております。各国の実況をしているアナウンサーが、「この行進曲は誰が作曲したのか」と問い合わせが殺到したとか。

行進曲には世界3大行進曲と言うのがあって、日本の「軍艦マーチ」、アメリカの「星条旗よ永遠なれ」、そしてドイツのダイケが100年以上前に作曲した「旧友」です。軍艦マーチは、戦時色が強く、星条旗はよその国の国家。どうでもいいとは言わないけれど、ドイツの「旧友」は、マーチとしては素晴らしい。どなたも聞けば、「ああ、運動会の入場行進曲」と、お分かりになります。学校のブラスバンドでも定番です。

その名曲「旧友」に勝るとも劣らないのが、古関裕而の「オリンピックマーチ」だと思っております。このオリンピックマーチは、勇壮で闊達、そして哀愁に満ちており、日本の情緒が醸し出されております。

実は、昨年10月中旬、地元紙、空知プレスの岩見沢支社長が事務所に来てくれ、その時は全道玉入れ選手権大会のPR取材だったのですが、帰る間際に、来年は、東京オリンピックの年。新年特大号で、「1964年の東京オリンピックの思い出の特集記事を掲載したい。強いては、オリンピックの思い出を800~850字で、投稿してほしい」というものでした。新年特大号は12月早々に固めるのだろうと思い、3日後に原稿をメールで送りました。

1月1日号に載っていましたわ。なんと24人も。中には、オリンピックは何の関係ない投稿もありました。

そこで、熊ちゃんは、3部構成で、最初は、開会式の入場行進のオリンピックマーチに感動したこと。次に、男子棒高跳びのアメリカのハンセンとドイツのラインハルトとの死闘。競技は午後1時から始まっていたのですが、午後10時なっても決着がつかず、永遠と競技が行われていたこと。中学3年の時で、たまたま高校受験の準備に入っていたものですから、10時に茶の間に下りてきたら、まだ棒高跳びの競技をやっていることから、金メダルと銀メタルを半分にして、くっつけてメタルを挙げたほうが良いのでなないかと思ったくらいです。そして、東洋の魔女の金メダル。実況していたNHKの鈴木文弥アナウンサーが金メダルポイントと何度も叫んでいたとの思いだし書き込みなました。

古関裕而のオリンピックマーチは、来年の朝ドラは、古関裕而の生涯を描いたドラマになると聞いておりましたから楽しみだとも付け加えました。と、いう訳で、古関裕而のオリンピックマーチがよみがえってきたのを覚えております。

もちろん、オリンピックマーチのことや、男子棒高跳びのことに触れた方は誰もいらっしゃいませんでした。

もう50年以上も前のことですから、投稿された方の中には、事実誤認もあったように感じております。聖火の最終ランナーの坂井義則さんの名前が間違っていたり、マラソンのアベベ選手は、ローマ大会では、はだしでしたが、東京大会では、シューズを履いていたのにはだしだった。マラソンの円谷選手は、国立競技場でに入ってから、イギリスのヒートリー選手に抜かれて3位になりましたが、国立競技場には3位で入ってきたと思っている方など、いろいろ書かれておりましたが、昔のことですので致し方ありません。

今回のエールは、10回分がカットされました。恐らくですが、その10回分には、いろいろの曲のエピソードが、割愛されたのではないかと思います。そういう意味ではちょっぴり残念との感じがあります。オリンピックマーチの依頼を受けた時、「日本政府を代表してきました」とのシーンはありましたが、かなり詳しく曲に対する要望があったものと思います。恐らくですが、軽やかで勇壮、それに日本情緒を入れてぐらいの要望はあったのではないかと思っております。だから最後に君が代が入っているのだと思います。

今回の朝ドラは、フィクションであり、登場人物や曲は、ノンフィクションのところがいっぱいあり、少し変わったドラマだったと思います。ドラマのストリーはともかくとして、作曲に至る経過等について、とても楽しませていただきました。

古関さんの曲は、交響曲から行進曲、歌謡曲から童謡まで、ジャンルはとても広いです。今回のドラマでは、NHKのラジオ番組の、今でも続いている「昼の憩い」。「今週の明星」などのとてものどかな曲がいっぱいありますが残念ながら、そうした曲は出てきませんでした。

今、放送の朝ドラは全く見ておりません。

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