最後の文集

     

3日のサンデーノルディックウォーキングで市民センターの駐車場で、最高齢のEさんから「最後の文集です。良かったら読んでください」と封筒を渡されました。

いつも、海洋センターの駐車場まで送り迎えをさせていただいておりますが、その車の中で、「いつも授業の終わりには、黒板に必ず格言を書きました。その数は200を超えています。先生の授業で一番印象に残っているのはあの格言だ言ってくれる子もいます。江差高校の卒業生の還暦同期会が札幌であります。66名が来ることになっている。教え子にこれを配ってあげようと思い作りました。これが最後の文集です」と。

そのタイトルは、 「自分の戒めになった金言・格言」 です。

Eさんの生い立ちについて2ページに簡単にまとめられており、その最後に

①今日もまじめに一生懸命

②耐えて生き抜いてきた年月は財産になる

③克苦、勤勉

④人は心、心一流であれ

⑤感謝の心を忘れず、ご恩返しを と、記されております。

3ページには、「半世紀以上ノートに書き留めた言葉を抜粋します」(皆様に響く言葉が一つでもあれば幸いです)と書かれ、たくさんの格言が綴られております。

・尊敬できる人を持ち、信頼できる友を持つこと

・目標を達したか否かでなく、俺は生涯頑張ったと言える人生でありたい

・不自由や困難を知らなければ喜びもない(松下幸之助)

・心は死ぬことないたった一つの命である

・不自由を常と思えば不足なし(徳川家康)

などなど、金言格言がびっしりしたためられております。

流石にすごい。赴任2年目の滝川江陵中学の野球部を全道優勝をさせた監督で、元旦だけが休みで、試験の日も練習を休みことのなかった熱血先生だと思います。

恐らく還暦同期会は盛り上がり、教師冥利に尽きるものと思います。

格言は、たくさんありますのでこれくらいに。