行ってきました

熊ちゃんは、昨日特別な予定もなく、9月から北海道近代美術博物館で開催されている「国宝法隆寺展」に行ってきました。

国宝大好きな熊ちゃんにとって、行かないわけにはいきません。今月末まで開催されております。

全部で47点が展示されておりました。重要文化財、国宝が展示されており、そのうち国宝は17点でした。

語れば長いのですが、北海道で国宝を見る機会はそう多くありません。北海道の国宝は、中空土偶しかありません。国宝大好き人間の熊ちゃんとしては見逃すわけには行けません。

京都は国宝はたくさんあり、意外と近いので移動にそんなに苦労しませんが、奈良は意外と離れており移動に時間がかかります。何年か前にフルムーンで奈良に行きましたが、法隆寺までは移動できず訪れることができませんでした。そのような意味では、今回は絶好のチャンスだったと思います。

いつも国宝等の古いものを拝見しますと、どうして1,000年以上の前のものを今日まで保存できたものなのかと不思議に思っております。今回もそのことを強く意識しました。

例えば、622年ごろに作られた刺繍の天寿国繍帳は日本最古の刺繍品。1,600年も前のものが厳然と存在するのです。これは法隆寺ではなく中宮寺の国宝ですが、どのようにして保存されていたのでしょうか。本当にすごいと思います。法隆寺では正倉院の校倉造りで保管されているのかと思いますが、今回の国宝の迫力には圧倒されます。

また、重要文化財ですが、聖徳太子が定めた17条の憲法。その板木が展示されておりました。要するに17条の憲法の写刷り木の版画です。これをもとに17条の憲法を印刷したものと思います。17条の憲法の発布は、604年ですのでこの版木は、弘文8年と言いますから1285年となり7条の憲法から600年以上も経過した後のものになります、そういうことから国宝ではないのかと思いました。

と言う訳で、昨日は、「余は満足じゃ」の一日でした。

10月いっぱいですので残り1週間となりましたが、お出かけでないようでしたら、ぜひ行ってみていただければと思います。

熊ちゃんはこれまでどれだけの国宝を見たのでしょうか。数え切れません。国宝を見たと言っても「ただ、見ただけのものです」。国宝第1号の京都広隆寺の弥勒菩薩は、これまで4回も見たことになります。高校の修学旅行も含みますが。

ノルディックと関係なく「ごめんあそばせ」です。

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