Zoomを使ってのオンラインで白井ヘッドコーチの講演を聞きました。

     

4日のことなんですが、午後5時から侍ジャパンのヘッドコーチを務めた白井一幸さんの講演があるとのことが新聞に報道されましたので、熊ちゃんはエントリーしオンライン会議システム「Zoom」を使って講演を聞くことができました。

タイトルは、「WBC 侍Japan の世界一の景色」です。約1時間20分にわたって誰もいないマイクとカメラの前で熱弁をふるっていられました。新聞報道では、1,000名限定とされておりましたが、白井さん曰く「800人の方が参加いただいています」と、おっしゃっておりました。その内容は、

・組織のすべては、目的と目標を共有するはことが大切。

・組織のすべての人は、役割と責任を全うする。

というのが訴えたい主な内容です。

特にWBCで栗山監督は、「一人ひとり信頼をする。そして任せる。そして感謝する」人だというのである。人の悪口など聞いたことがないというのである。WBCは日本のドリームチームですから、信頼して当然だとは思いますが、日ハムの監督時代も含めてずーっと一貫して変わらないというのです。これはすごいことです。熊ちゃんもこういうことをもう少し早く聞かされていたらなあと反省しきりです。

WBCの試合では、準決勝メキシコ戦で、9回の裏大谷がツーベースで出塁。吉田がフォアボール。そこに周東を代走で出したこと。普通は当たっている吉田に代走は考えられないケース。そこであたっていない村神様に任せたこと。村上は期待に応えてセンターオーバーのヒット。白井さんは、3塁コーチャーボックス。白井コーチは、2塁ランナーの大谷とセンターオーバーの打球を一直線で見ていたの周東は目に入っていなかったそうで、本来ならノーアウト2塁3塁のケースだが、周東が大谷すぐ後ろに着てきたとのことで思い切って手を回したそうです。ベンチには30人のコーチャーがおり、後押しをしてくれたともおっしゃておりました。これが準決勝のサヨナラゲームとなったのです。

熊ちゃんも素人ですが、以前にこの周東選手の走塁が素晴らしかったことを書きましたが、ここが天下分かれ目のプレーであったものと思っております。

これまでアスリートの講演を聞かせていただいたこともありますし、新聞等で講演内容を要約してが報道されていたことがありますが、その主な内容が「夢をもってあきらめないで」とか「努力は裏切らない」と言ったような講演が多かったのではないかと思います。しかし、白井さんの講演は全く違う。経営者と社員教育向けの講演に適していると言っても過言ではないと思って聞かせていただきました。素晴らしい講演だと思います。

それにしても時代ですねえ。オンラインでこうした講演を聞くことができるのですから。ちなみに無料でした。