それは

     

1月10日の北海道新聞朝刊に「22年やってみよう ③冬のノルディックウォーキング」については先にアップした通りです。

「ノルディクウォーキングは全身90%もの筋肉を使い、通常のウォーキングに比べ、エネルギー消費量が20~30%も多いと言われる。・・・・」と記されております。

「全身90%の筋肉を使い」は、その通りだと思います。次の「通常のウォーキングに比べエネルギー消費量が20~30%も多い」はクエスチョン。ウォーキングには、

・ヘルスレベル(健康を維持するための一般のノルディックウォーカーの歩き方)

・フィットネスレベル(健康を増進するための歩き方)

・スポーツレベル(アスリートの歩き方というか、体力増強のためのポールを使っての訓練)

の歩き方があります。

普通皆さんが歩いているヘルスレベルでは、せいぜい5~6%と言われており、学問的にも立証済みだと思います。フィットネスレベルの歩き方は、ベーシックインストラクターが試験に合格するレベルで、ついたポールを後ろへ押す歩き方です。この歩き方では何とか20%程度の運動強度になるかと思います。ただし、この歩き方は運動強度が高いため長い時間歩くことはなかなか大変だと思います。少なくとも30%となるとスポーツレベルに該当すると思います。

したがって、通常のウォーキングに比べ30%アップは考えずらい。まず無理だと思います。