感謝

     

暮れの28日、厚い封書が届きました。

会員のEさんからです。「感謝」と題した、Eさんの自分史をご恵送いただいたのです。

これまで、何回か自分史を断片的に記されたものを頂戴しておりましたが、その全部をまとめて47ページにまとめ上げた大作です。

(せっかくご夫妻での表紙の写真をぼかして大変失礼なんですけれど お許しを!)

これまで北海道新聞に何度か投稿され、熊本時代の過酷と言いましょうか、壮絶な戦いの様子がこの自分史にも記されております。

熊本を離れ、滝川の自衛隊駐屯地に入隊し、その後、定時制高校に通い、通信教育で大学を卒業して教員資格を取得し、岩見沢西高校を最後に定年退官されました。

この自分史は、岩見沢西高時代の教え子であるお二人の女性の方(教員をされているようです)がまとめ上げられたものです。

結びの後書きに「自由もなく、生きる希望さえ持てない戦時中のような世にしてはならない」「拙い文ですが真実の歴史です」とも記されております。その文章からは、まさしく「感謝」そのものが、にじみ出ていると思います。

11月にお便りを頂戴した際には、大腸がんを手術し5年が経過し、検査結果が良好とのことで喜んでおられました。そして、90歳を目標に生きていきたいとも書かれておりました。勿論わが同好会の最高齢87歳です。

熊ちゃんは、11月にお便りを頂戴したとき、返信をご無礼しておりましたので、早速FAXでお礼を送りしました。「90歳は目標であるとともに、Eさんにとりましては、90歳は一つの通過点であると思います。末永いご健勝とご活躍をご祈念申し上げております。ご自愛を」、と。そうしたら、また、ご丁寧なFAXを頂戴しました。

それにしてもたくさんの教え子の皆さんとの交流が記されており、まさに教師冥利につきると思います。

こうした自分史を頂戴したのは、熊ちゃんにとって3冊目です。